ピアノの黒い鍵盤の名前|子供の「なんで?」に120%で答える魔法の教え方

ピアノの黒い鍵盤の名前|子供の「なんで?」に120%で答える魔法の教え方

お子さんがピアノの前に座り、キラキラした目で「ママ、この黒いのはなんていう名前?」…その質問、嬉しいけれど、ドキッとしてしまいますよね。

ご安心ください。この記事は、ピアノを習ったことがないお母さんのための「カンニングペーパー」です。

難しい音楽用語は一切なし。お子さんの「なんで?」に120%で答えられるだけでなく、もっとピアノが好きになる「魔法の教え方」をこっそりお教えします。

読み終える頃には、お子さんからのピアノの質問が、もっと楽しみになっていますよ。


まずはこれだけ!一番シンプルで正解の答え方

お子さんに「この黒い鍵盤の名前は?」と聞かれたら、まずは笑顔でこう答えてあげてください。

「これはね、『黒鍵(こっけん)』って言うんだよ」

これだけで、もう100点満点です!

「え、それだけでいいの?」と驚かれたかもしれません。でも、それでいいんです。まずはお子さんの「知りたい!」という気持ちに、一番シンプルで分かりやすい言葉で応えてあげることが何よりも大切です。難しい言葉で説明しようとして、お母さん自身がしどろもどろになってしまう必要は全くありません。

自信を持って「黒鍵(こっけん)だよ」と教えてあげることが、お子さんの知的好奇心を満たす最初の、そして最高の一歩になります。


黒鍵の「2つのあだ名」を教えてあげよう!

さて、「黒鍵(こっけん)」というモノの名前を覚えたら、次はお子さんの目がもっと輝くステップに進んでみましょう。

実は、黒鍵には、その役割を表す素敵な「あだ名」が2つあります。それが「シャープ(♯)」と「フラット(♭)」です。


ワンポイントアドバイス!

お子さんには、「黒鍵にはね、シャープくんとフラットちゃんっていう、2人のキャラクターがいるんだよ」と、物語のように話してあげてください。

なぜなら、子供たちは正しい音楽用語よりも、楽しい物語やキャラクターの方がずっと記憶に残るからです。多くの親御さんが、ネットで調べた「嬰記号(えいきごう)」といった難しい言葉をそのまま伝えてしまい、お子さんの興味を失わせてしまいます。まずは「音と友達になる」ことが一番大切です。

この黒鍵というモノの名前と、シャープフラットという役割の名前(あだ名)の関係を、親子で楽しく覚えてみましょう。


子供の「もっと知りたい!」を引き出す、魔法のカンニングペーパー

「黒鍵」と「シャープ/フラット」を覚えたお子さんからは、きっと次々と「なんで?」が飛び出してくるはずです。ここからは、そんなキラキラした質問に120%で答えられる、お母さんのための「魔法のカンニングペーパー」をお渡ししますね。


Q1.「シャープくんとフラットちゃんって、何が違うの?」

答え方:「シャープくんは元気いっぱいで、いつも背伸びしてるんだ。だから、すぐ下の白鍵さんの音を、ちょっとだけ元気な高い音に変身させる魔法が使えるんだよ。フラットちゃんはちょっぴり恥ずかしがり屋さんで、いつも少しだけかがんでいるの。だから、すぐ上の白鍵さんの音を、少しだけ静かな低い音に変身させる魔法が使えるんだ。」

シャープフラットは、このように正反対の性格を持つペアのキャラクターとして教えるのがポイントです。白鍵の音を少しだけ変化させる「魔法のボタン」のような存在が黒鍵なのだと伝えてあげましょう。

シャープくんとフラットちゃんのキャラクターずかん
シャープくん (♯)フラットちゃん (♭)
せいかく元気で、いつも背伸びしがちちょっぴり恥ずかしがり屋さん
とくいな魔法音を半音(はんおん)高くする音を半音(はんおん)低くする
口ぐせ「ド」のシャープ!「レ」のフラット!

Q2.「なんでミとファの間には、黒鍵がないの?」

答え方:「ミさんとファさんは、とっても仲良しだから、いつもぴったりくっついているんだ。だから、間に黒鍵くんが入る隙間がないんだね。シさんとドさんも、同じようにとっても仲良しなんだよ。」

音楽理論的には「ミとファ、シとドの間はもともと半音だから」というのが答えですが、そんな説明は必要ありません。音を擬人化して、その関係性を物語にしてしまうのが、子供たちの心に一番響きます。


Q3.「『ドのシャープ』と『レのフラット』って、同じ場所にあるよ?」

答え方:「すごいところに気がついたね!そうなの、ドのシャープくんとレのフラットちゃんは、同じ黒いお家に住んでいるんだ。お父さんが、お家では『パパ』って呼ばれて、会社では『〇〇さん』って呼ばれるみたいに、同じ鍵盤だけど、違う名前で呼ばれることがあるんだよ。」

これは音楽用語で異名同音(いめいどうおん)と言いますが、この言葉を教えるのはずっと後で大丈夫です。子供たちが日常で体験するシチュエーションに例えることで、すんなりと受け入れてくれます。


お母さんのための、ちょこっとQ&A

最後に、お母さん自身の不安を解消する時間です。


Q1.私がピアノを弾けなくても、子供に教えられますか?

A.もちろんです!お母さんの役割は、ピアノの技術を教えることではありません。お子さんが「音楽って楽しい!」と感じる気持ちを、隣で一緒に育んであげることです。この記事でご紹介したように、音楽を物語や遊びに変えて、お子さんとのコミュニケーションを楽しんでください。それこそが、お子さんの才能を伸ばす最高のサポートです。


Q2.難しい言葉(嬰ヘ長調など)は、いつ教えればいい?

A.それは、ピアノの先生にお任せしましょう!ご家庭では、あくまで「音楽と友達になる」時間です。お子さんが自然に興味を持ったときや、先生から習ったときに、「ああ、あのシャープくんのことね!」と話が繋がれば、それで十分素晴らしい役割を果たしています。


まとめ:さあ、鍵盤の上の冒険へ!

ピアノの黒い鍵盤の名前は「黒鍵(こっけん)」。そして、「シャープ」と「フラット」という、音楽をカラフルにする素敵なあだ名があること。もう、お子さんの質問に自信を持って答えられますね。

お母さん、あなたは楽譜が読めなくても、ピアノが弾けなくても、お子さんにとって最高の先生になれます。大切なのは、音楽の知識ではなく、音楽の楽しさを一緒に分ち合う気持ちです。

さあ、今日はお子さんと一緒に「2つのかたまりの黒鍵さん」と「3つのかたまりの黒鍵さん」を探す、鍵盤の上の冒険に出てみませんか?