運営者情報
はじめまして!
当サイト「ピアノの鍵盤」にお越しいただき、本当にありがとうございます。
運営者のユウキと申します。
このページでは、他の記事とは少し趣向を変えて、私がどんな想いでこのサイトを運営しているのか、少しだけ自己紹介をさせてください。
ピアノの鍵盤が教えてくれた、幼い頃のワクワク感
私のピアノとの出会いは、小学校低学年の頃でした。友達が楽しそうにピアノを弾いている姿に憧れて、「私もやってみたい!」と親にお願いして、近所のピアノ教室の門を叩いたのが始まりです。
最初のうちは、ドレミの音階を覚えるのも、楽譜に並んだオタマジャクシと格闘するのも、すべてが新鮮で夢中になりました。指が少しずつ動くようになり、簡単な曲でもメロディーを奏でられた時の達成感は、今でも忘れられません。発表会で、緊張しながらも一生懸命に練習した曲を弾き終えた時の、胸いっぱいの高揚感と拍手の温かさ。ピアノは、私に音楽の楽しさと、努力が形になることの喜びを教えてくれました。
しかし、そんな楽しい時間も長くは続きませんでした。3年ほど経った頃、他の習い事や勉強が忙しくなるにつれて、練習が少しずつ負担になっていきました。そして、いつしか私の生活からピアノの音は消え、鍵盤に触れることもなくなってしまったのです。
30代、心に灯ったもう一度のメロディー
それから十数年。学業、仕事、日々の生活に追われる中で、ピアノのことはすっかり記憶の片隅に追いやられていました。
ところが30代になり、少しだけ自分の時間に余裕ができた時です。カフェで流れていた美しいピアノの音色、映画のワンシーンで俳優が奏でる情熱的なメロディー。そんな瞬間に触れるたび、心の奥底にしまっていたピアノへの憧れが、ふつふつと蘇ってくるのを感じました。
「もう一度、あの鍵盤に触れてみたい」
「昔、弾けなかったあの曲に挑戦してみたい」
その想いは日増しに強くなりました。しかし、同時に大きな不安が立ちはだかります。指はすっかり錆びつき、楽譜の読み方もおぼろげです。今から始めて、本当に弾けるようになるのだろうか。大人になってからピアノを始めるのは、無謀な挑戦なのではないか。
このサイトが生まれた理由
そんな葛藤の中で、私はまず情報収集から始めました。大人向けのピアノ教室はどんな感じだろう? 電子ピアノとアップライトピアノ、どちらを選ぶべき? 独学でも大丈夫?
調べていくうちに、私と同じように「昔やっていたピアノを再開したい」「大人になって初めてピアノに挑戦したい」と考えている人が、世の中にたくさんいることを知りました。そして、その誰もが、私と同じような期待と不安を抱えていることにも気づいたのです。
「この情報探しのプロセスや、これから自分が体験していくであろう試行錯誤の道のりそのものが、誰かの役に立つかもしれない」
そう思った瞬間、このサイトの構想が生まれました。
このサイトは、ピアノの専門家が上から教えるような場所ではありません。ピアノとの“再会”を果たそうとしている、いわば「大人一年生」の私が、皆さんと同じ目線で情報を集め、考え、発信していくための場所です。
このサイトが、これからピアノを始めたいあなた、もう一度ピアノに触れたいあなたの背中を、そっと押せるような存在になれたらと思っています。
まだ始まったばかりの小さなサイトですが、あなたの「弾きたい」という気持ちに寄り添えるような情報を、一つひとつ心を込めて発信していきます。
これから、どうぞよろしくお願いいたします。