【専門用語ゼロ】ピアノの製造番号はどこ?スマホ片手に1分でわかる安全な探し方

【専門用語ゼロ】ピアノの製造番号はどこ?スマホ片手に1分でわかる安全な探し方

買取業者に電話したら「査定のために品番と製造番号を教えてください」と言われ、慌てて検索されたのではないでしょうか?

大丈夫ですよ、安心してください。ピアノのフタは意外と重くて、無理に開けると指を挟む危険があります。

この記事では、「天屋根」や「フレーム」といった専門用語は一切使いません。スマホを片手に、写真と同じ場所を見るだけで、1分以内に安全に番号を見つける方法を、これまで5,000台以上のピアノを査定してきた私、吉田が解説します。

フタを開けるのが怖い方向けの「裏技」も紹介していますので、まずは深呼吸して、一緒にゆっくり確認していきましょう。


ピアノの製造番号はどこ?まず形状を確認【アップライト/グランド】

はじめに、ご自宅のピアノがどちらの形かだけ確認させてください。ピアノには大きく分けて、ご家庭でよく見られる背の高い「アップライトピアノ(縦型ピアノ)」と、コンサートなどで使われる奥行きのある「グランドピアノ(平型ピアノ)」の2種類があります。

この2つのタイプでは、製造番号が書かれている場所とフタの開け方が少しだけ異なります。まずはご自宅のピアノがどちらの形に近いか、見た目で判断するだけで大丈夫ですよ。

ご自身のピアノの形がわかったら、次の該当する項目に進んでください。


ピアノの製造番号はここ!安全に確認できる場所

それでは、実際に番号が書かれている場所を見ていきましょう。


アップライトピアノの製造番号はどこ?一番上のフタの内側を確認

アップライトピアノの番号は、一番上のフタを開けた内側にあります。

【安全な開け方と確認手順】

  1. ピアノの鍵盤のフタを閉めます。
  2. 一番上のフタ(業者が言うところの「天屋根」です)の左右を、必ず両手で持ちます。フタは意外と重いので、片手で開けようとすると指を挟む危険があり、大変危険です。
  3. ゆっくりと奥側へフタを開けて、立てかけます。
  4. 中を覗き込むと、弦が張られている金色の金属部分(業者が言う「フレーム」です)が見えます。その金属部分の右側、または中央あたりに、黒い文字で番号が刻印されています。

グランドピアノの製造番号はどこ?譜面台の下を探してみよう

グランドピアノの番号は、大きなフタを開けて、譜面台を外した内側にあります。

【安全な開け方と確認手順】

  1. まず、譜面台(楽譜を置く台)を奥へスライドさせるか、手前に引き出して取り外します。
  2. 大きなフタ(業者が言う「大屋根」です)をゆっくりと持ち上げ、支え棒で固定します。
  3. 中を覗き込むと、金色の金属部分(フレーム)が見えます。その金属部分の右側あたりに、黒い文字で番号が刻印されています。

【裏技】フタを開けずにピアノの製造番号を確認できる意外な場所

「フタが重くて、どうしても一人で開けるのが怖い…」
「古いピアノだから、壊してしまわないか心配…」

査定を希望する方からは、こういった声がよく上がります。そんな時は、絶対に無理をしないでください。

実は、ピアノのフタを開けなくても番号を確認できる、もっと安全な「裏技」があります。それは、「調律カード(調律点検記録簿)」を探すことです。

このカードは、最後に調律師さんが作業した際に置いていった記録用紙で、ピアノの品番と製造番号が必ず記載されています。

【調律カードがよくある場所】

  • 鍵盤の下側の隙間
  • ピアノの裏側(背中)
  • ピアノの付属品(椅子の中や、鍵盤カバーと一緒など)

まずはピアノの周りを探してみてください。この調律カードは、品番と製造番号を確認するための代替手段として非常に有効です。


ピアノの「品番」と「製造番号」の見分け方【査定前の重要チェック】

無事に番号を見つけられましたか?最後に、業者に正しく情報を伝えるための、とても大事なポイントをお伝えします。

刻印されている文字には2種類あり、それぞれ意味が違います。

  • 品番(ひんばん): アルファベットと数字の組み合わせ(例: U1H, C3)
    • ピアノの機種名やグレードを示します。
  • 製造番号(せいぞうばんごう): 5〜7桁程度の数字のみ(例: 1234567)
    • ピアノがいつ作られたかを示す、一台一台固有の番号です。

この品番と製造番号は、セットで査定に必要になります。電話口で伝える際や、Webフォームに入力する際は、両方の数字を正確にメモしておきましょう。


ワンポイントアドバイス!

スマートフォンのカメラで、番号が刻印されている部分全体を写真に撮っておくことを強くお勧めします。

なぜなら、焦ってメモをすると、数字を書き間違えたり、品番と製造番号を逆に覚えてしまったりするケースが非常に多いからです。写真に撮っておけば、後から落ち着いて確認できますし、業者によっては写真を見せるだけでOKな場合もあります。この一手間が、後のスムーズな査定に繋がります。

【補足】海外メーカーや特殊なピアノについて

この記事でご紹介している方法は、主に国内メーカー(ヤマハ、カワイなど)のピアノに当てはまります。スタインウェイなど海外製のピアノや、一部のアンティーク、特殊なデザインのピアノをお持ちの場合は、番号の記載場所が異なることがありますのでご注意ください。


まとめ:ピアノの製造番号がどこにあるか分かれば査定は簡単!

無事に、ご自宅のピアノの品番と製造番号は見つかりましたでしょうか?

この記事でご紹介した手順をまとめます。

  1. 見る場所: アップライトピアノは「一番上のフタの中」、グランドピアノは「大きなフタの中」の金色の板。
  2. 安全な裏技: フタを開けるのが怖い場合は「調律カード」を探す。
  3. メモの注意: 「品番(アルファベット+数字)」と「製造番号(数字のみ)」を両方メモする。

これで、査定に必要な情報はバッチリ揃いました。焦る必要はもうありません。

メモした番号を手元に置いて、安心して買取業者さんに連絡してみてくださいね。あなたの思い出の詰まったピアノが、次に必要としている方へと、正しく価値が引き継がれることを心から願っています。


参考文献リスト